自費診療での新型コロナウイルスの抗体検査の受付を開始しました。

 抗体検査は発熱や咳などの症状を認めている急性期での感染の有無の診断目的で行う検査ではなく新型コロナウイルスの感染歴、すなわち免疫の有無を調べる検査です。抗体検査を用いることで市中での感染の広がりの程度を推計できると期待されています。鼻の奥などを拭って検体を採取するPCR検査や抗原検査とは異なり、抗体検査は血液を採取して、新型コロナウイルスに感染した後に体内に作られる蛋白質(抗体)の有無を調べる検査です。

 しかしながら新型コロナウイルスの抗体に関してはまだ未解明な点が多く、麻疹(はしか)は一度感染して発症すれば生涯免疫が続くことが知られていますが、新型コロナウイルスに関しては、抗体検査で陽性になっても免疫がどの程度持続するのか、あるいは再感染を防ぐことができるのかなどについては明らかになっていません。

 通常、特異抗体の産生には新型コロナウイルスに感染後2~3週間が必要です。感染して間もない時期で体内に十分な抗体がつくられていないと抗体検査で陰性と判定されることもあります。そのため、繰り返しになりますが抗体検査の適応としては急性期の感染の有無を診断するためではなく、以前の感染の既往の有無を確認するための検査ですので直近2週間以内に発熱や風邪症状の無い方が対象となります。

・判定までの所要日数 2~5日間(日曜祝日を除く)
・検査費用:8000円(税別) 

・抗体陽性を認めた時には場合によっては現在も感染状態にあるかを確認するために、PCR検査を追加で受けていただく事があります。

2020年07月08日