新型コロナウイルス感染症に関しまして。

 昨今の新型コロナウイルス感染症の流行に関しましては2020年4月の緊急事態宣言の時と比べますと早期診断・早期治療・隔離により流行の遷延を防止する方向に政策転換が図られ、早期診断が可能な環境整備が構築されました。また現在は感染予防対策としてのワクチン接種が開始され、更に外来にて抗ウイルス薬の処方が可能となり診断後の早期治療も可能となりました。また2023年5月以降には感染症法上の取り扱いも従来の2類相当から季節性インフルエンザと同等の5類への変更が行われました。しかしながら新型コロナウイルスに関しましては他のウイルスと比較して感染力が強く、変異株も比較的高頻度で認めることから院内感染防止の観点からも従来と同様に注意を要することに変わりはありません。

 そのような状況の中で患者さん・医療者ともに最善の方向に向かえるよう考慮しつつ診療を行っています。 当院での対応策として新型コロナウイルスのPCR検査の院内検査による迅速診断に加え、HEPAフィルターおよび紫外線照射ランプ搭載の空気清浄機(フクダ電子:FDS-GONα )の稼働・常時機械換気および定期的な自然換気や消毒などの院内環境の構築とともに予約(📞086-239-2450)での診療にも対応させて頂くことと致しました。これにより受診が必要な患者さんの診療確保および待合の混雑の解消・滞在時間の短縮を図り感染リスクの軽減につながるものと考えます。  

 予約外の発熱などでの受診の患者さんには場合によっては車内等でお待ち頂く事があるかもしれません。何卒、御理解のほど宜しくお願い申し上げます。

2023年06月01日